2015年 12月 29日
やっぱり、なんたって苺 |
年に一度、鶴の恩返し的な一日があります。
独立して、右も左もわからない若葉キータの頃、
市場のノウハウ、競りのノウハウを教えてくれた花の師匠がおります。
その師匠のお店で正月花の準備とか掃除とか、アレンジとか接客とか、、要は年末の大忙しな花屋さんに一日お手伝いへ。よっぽどの事がない限り毎年欠かさず「12月28日の人」として行っています。
そこでは、商店街の片隅で道路の縁石に足をかけてタワシで竹筒をゴシゴシ磨く私の姿があります。
一昨年は70個ほど。昨年は40個くらい?
水をつけてはゴシゴシ、ゴシゴシ。
今年は数が少し控えめだったけれど、この作業をしていると一年に一回しか使わない筋肉の箇所を使う竹筋痛となります。洗った竹は切り口のシャープな部分をナイフで削って(これも凄い力が必要。)乾拭きしたら最後に油をつけて磨いて、オアシスをセットする。
「無」になれるので、商店街の喧騒は聞こえてきません。
ただひたすら竹と向き合うのです。
午前中にそれらを全て終え、午後お花を買いに来るお客様の門松や輪飾、ウラジロ、仏壇用お花とか、お墓まいり用のお花などなど売り子キータをしています。
店頭に立って菊の葉を落としていると、
お店のお姉さんに
「ちょっと!葉っぱ落としすぎよ!!」
「あの桶、どこいった?」「このアレンジはなんか寂しいし、おかしい。」
と本気で怒られて、非常にシューンとします。
花の事で怒られるので「うーん。この気持ちが大切」と原点に回帰。
それが12/28欠かさずに此処にお手伝いに来ているわけなのです。
もっと怒って下さい。‥とは頼みませんが(笑)
そんなMキータは来年も頑張ろうと思います。
1枚目の写真。
師匠に帰りがけに頂いたシュークリーム。
そして、羽根木のレッスンで頂いた練馬の甘〜い苺で元気を取り戻す。
苺って、どうして大福になってもケーキになっても、飾る色合いとしても素敵なのでしょう。
さて、本日29日でマリキータは仕事納め。
都内ぐるぐる&最後の宅配便オーダーをキッチリとします。
よーし!
by pqblog
| 2015-12-29 10:33
| diary